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在宅血液透析

在宅血液透析について:工事について

HHDをするにあたって、ある程度自宅の工事が必要です。患者さんのお住まいが一戸建てなのか、集合住宅なのか(賃貸か、購入されているか)により工事の進め方が異なってきます。

一戸建てであれば家のリフォームに問題はありませんが、集合住宅の方は大家さんにリフォームの許可を頂く必要があります。

透析装置を使用しますので、管理組合等にHHDを行うことを了承してもらえるかの確認も取ってもらいます。

具体的な工事内容

  1. 透析に使用する水をどこから持ってくるか
    普通の水道水を使用します。
  2. 透析後の排水をどこへ捨てるか
    必ず下水道に流します、雨水を捨てるところではダメです。
  3. 電気容量を確保できるか
    透析装置を使用しますので、装置用に単独にコンセントを準備してもらいます。
    必要なら増設してもらいます。コンセントは医療用の3Pプラグですのでそれに 合うような工事が必要です。
  4. 透析機器の重量に部屋が耐えられるか
    使用機械は3台で、合計重量は約150kgです。
  5. 透析に使用する物品を置く場所はあるか、また重さに耐えられるか
    HHDでの使用物品は色々ありますが1ヶ月(+予備)の在庫を確保できる場所が必要です。

以上のことを確認します。

工事費用は、工事の内容により異なります。例えば、透析に使用する配管を見えないように床の下に隠したり、HDDを行う為に部屋全体をリフォームしたりする工事を行った患者さんもいらっしゃいました。

具体的に今までの経験上ですが、費用は数万〜50万円程度でした。